那須歯科医院
〒321-0143 栃木県宇都宮市南高砂町3-1
Tel 028-655-4182
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歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょう。
人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もないよ。」という人もいます。
虫歯菌が、生後10ヶ月~31ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染するのが原因です。
保護者の口の中に、大量のミュータンス菌がいると、より効率良く感染していきます。
その時、砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。
いったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らす事は出来ません。
ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまう為です。
ミュータンス菌などの細菌が集合体を作り、歯の表面に形成された膜を、バイオフィルムといいます。
虫歯の原因はわかっていますから、この4条件を解消することがそのまま予防につながります。
歯垢は毎日の正しいブラッシングで取り除き、セルフケアではとれない部分は歯科医院で取り除きます。
あとはあなたが、毎日の生活の中でこれら4つのリスクを減らす努力をしていけば、
虫歯の引き金が絶たれ、良い結果に結びつくでしょう。
虫歯ができる原因を知り、予防を心がけることが大切です。
あなたの少しの努力でいつまでも健康な歯を守ることができます。
プラークコントロールとは、このプラーク(歯垢)を減らす方向へ、
コントロールするという広い意味を持っています。
したがって正確にはプラークコントロール=歯磨きではありません。
歯磨きはあくまでプラークコントロールのための1項目です。
不規則な食事回数や間食などは、歯の表面が虫歯菌によって溶けやすく、プラークが付着しやすい状態を作る為、規則正しい食生活はプラークコントロールの1つです。
歯の表面のプラークが繊維質を良くかむことで落とされて減少するため、これもプラークコントロールの1つです。
虫歯があるとその部分が段差となり、プラークが付きやすくなります。
このため虫歯を治療して表面の段差が無くなれば、プラークコントロールに役立ちます。
自分で行うだけがプラークコントロールではありません。
病院などで歯石などを取ると表面がツルツルな状態になり、プラークが付きにくくなります。
これらもプラークコントロールの一つです。