小児歯科

小さなお子様の歯の健康


人の口腔器官が完成する標準的な時期は、18歳から20歳頃です。

成長・発達の途上にあるお子様の歯と口腔の病気や異常の予防と治療、さらには長期的な口腔管理(定期診査)を担当し、お子様が口腔の健康維持・増進にとって大切な食生活や生活習慣を身に付けていただくお手伝いをする診療科が小児歯科です。


きれいな乳歯の育て方

栃木県宇都宮市・雀宮駅近く歯医者【那須歯科医院】きれいな乳歯の育て方


始めの一歩は下の前歯

赤ちゃんに初めての乳歯が生えてくるのは月齢6ヶ月頃からで、下の2本の前歯です。
この頃から2歳半頃まで次々に生えてくる20本の乳歯を1本もムシ歯にしないで育てるように決心してください。乳歯は、その後一生使う永久歯の健康へと続きます。
将来きれいで健康な歯を護るための始めの一歩が前歯です。

お口の健康を護る
ムシ歯(カリエス)はひとつの原因でできるのではありません。
いくつかの因子(リスク)が重なると出来るという事がわかっており、歯みがきもお菓子の食べ方も唾液やムシ歯の原因菌も、リスクの中の一つです。
ひとりひとりの成長発育や生活環境も視野に入れながら、ムシ歯のリスクを減らしていく事が必要です。歯医者さんと2人3脚で効果的に、そして楽しみながら上手にお口の健康を護り育てていきましょう。

◆乳歯が生えてきたらムシ歯ケア◆
乳歯が2本生えてきたら、いよいよムシ歯にしないためのケアが始まります。
この時期はムシ歯菌の感染を防ぐ事がとても大切で、その方法を知るためにもパパママ一緒に歯医者さんを受診しましょう。
もしも感染させてしまったら?
大丈夫です。他のリスクをコントロールすればムシ歯にしない事も可能です。
歯医者さんでしっかりリスクをコントロールしましょう。


赤ちゃんの歯の初めての危険

おっぱいを飲んだままのお休み
歯が生えてくると、赤ちゃんは食べる事に興味が出てきます。それにつれて歯も汚れてきますし、おっぱいを飲んだまま寝てしまう時期も続きます。
お口に含んだまま寝ていたら出来るだけ早く、やさしく乳首を外して、口の周りに唾液が流れるようにしてあげてください。
一日のどこかで歯のケアを上手に取り入れる事が、おっぱいを続けながら歯の健康を護るために必要になります。

歯と歯の間がリスク
上下4本ずつ乳歯の前歯がそろってくるとムシ歯になりやすいのは、おっぱいが残りやすい上の前歯の裏側と、歯と歯の間です。
フッ素をそこにつけていく事も忘れずに、成長にあわせて変化するリスクを理解しながらその対策を立てていく事が大切です。
なんでもお口にくわえて噛みたいのもこの時期です。歯ブラシは歯のためと割り切って、歯みがき大好きという気持ちを育てましょう。


◆歯ブラシとデンタルフロス(歯ブラシの選び方)◆

歯が出てきたら歯みがきも一緒にスタートします。
赤ちゃんの歯みがきはタイミングが大切で、一日の中で機嫌の良い時に歯みがきをします。
歯ブラシは歯肉を傷つけないようにやわらかめを使用しましょう。
唇を軽くよけて、なでるようにやさしくブラッシングします。歯と歯の間には、あらかじめ張ってあるフロスで。もしも歯ブラシを嫌がるようなら、指先やガーゼなどをお口に入れる練習からスタートしましょう。
那須歯科医院では、ひとりひとりの成長にあった方法をご指導します。


歯と健康に大切な離乳食

おっぱいの卒業
1歳ごろになると前歯がそろい、奥歯もちょっと顔を出します。この頃から離乳食の機会も増えて赤ちゃんにも食べたい欲求が出てきます。ひとりでつかみ食べしても気にせず、食事が楽しいという気持ちを育む事が大切です。
奥歯が生えそろってくると、栄養は食事からとるようになり、おっぱいは安心のよりどころになっていきます。そしてゆっくりとおっぱいから卒業していきます。

歯をそだて味覚を覚える離乳食
赤ちゃんが食べるのは栄養のためだけではなく噛む事の大切な訓練の機会でもあります。
歯ざわりや歯ごたえを「おいしい」と感じるかは、離乳食で決まると言えるくらい歯と顎の成長に合わせた、適度に噛める噛める離乳食が大切です。
噛む事で筋肉が発達し、顎も良い形に成長します。
この頃の乳歯は歯と歯の間が比較的広く開いていて、これは将来大きな永久歯が並ぶためのスペースです。

◆離乳食の上げ方にはちょっとした注意を◆

ムシ歯菌は細菌による感染症です。
生まれたばかりの赤ちゃんの口にはムシ歯を作る菌はいませんが、離乳食の頃に周りの大人からうつります。
大人と同じスプーンやお箸を使っているとムシ歯菌の原因菌も移してしまいます。
だから赤ちゃんのものは区別するといいでしょう。
ムシ歯菌をうつさないためにも、家族のみんなが日頃から歯医者さんでケアしておく事が大切になります。


きれいな歯に育てるために

おやつは毎日決まった時間に
ムシ歯の原因になる細菌は、砂糖に限らずパンやごはん、おせんべいやポテトチップスから強い酸を作ります。するとこの酸に歯が溶ける「脱灰」がおきます。食べ終わると唾液によってまた酸は中和され、歯のミネラルは元に戻る「再石灰化」がおきます。
ムシ歯をつくらないためには、「だらだら食べ」や「ながら食べ」をしない事が大切です。

歯みがきが好きになる事が大切
歯ブラシが嫌いにならないように、いやがるときは無理をしないように、フッ素を使う事が大切です。
やわらかめのブラシを歯肉や唇を傷つけないように動かします。「自分で」の気持ちが出てきたら、歯ブラシをわたして自由にブラッシングをさせましょう。
自分のお口、そしてお人形のお口などを使う事もコツです。
ただ、大人の仕上げ歯みがきも大切で、歯みがきが終わった後に「あー、きれいになったね!」と言うのも忘れずに。
もちろん上手に出来たときもほめてあげてくださいね。


家族いっしょに歯医者さんで定期検診・メインテナンス受診

ムシ歯になって受診するのではなく健康を護るために受診する事をメインテナンス受診と言います。
歯は噛み合わせや顎の発達にも大きく影響します。しっかり噛めて色々な食味を覚えると、食べる事も大好きになり身体も丈夫になります。
歯や口が健康だとお話もはっきりとでき、歌も上手に歌え大きく明るい笑顔になります。
赤ちゃんに歯が生え始めたら、パパママご家族一緒に、メインテナンス受診・定期検診の始まりです。

はじめての大人の歯、6歳臼歯

栃木県宇都宮市・雀宮駅近く歯医者【那須歯科医院】はじめての大人の歯、6歳臼歯


6歳臼歯は初めての大人の歯

6歳臼歯って何?
お子さんが小学校に入る頃、初めて生える大人の歯・永久歯が「6歳臼歯」です。6歳臼歯は乳歯の奥歯の後ろに生える上下の第1大臼歯です。

6歳頃に生えるから「6歳臼歯」
6歳臼歯の生える時期は個人差がありますが、6歳頃を中心に4歳半〜9歳くらいまでに生えてきます。
乳歯が生えるのが遅かったお子様は永久歯が生えるのも遅い傾向にあります。

「6歳臼歯」は働き者
6歳臼歯・第1大臼歯は噛む力が一番強く、食物を噛み砕く大切な歯です。
また、上下の歯の正しい噛み合わせを決め、正しい歯並びを決定づけるとても重要な歯です。


ムシ歯になりやすい6歳臼歯

1 生え始めたのに気づかない
一番奥に生えてくるため、生え始めたのに気づかない傾向にあります。
また、6歳臼歯は歯ぐきの下に隠れている時期が長く完全に生えるまで時間がかかります。
そのため汚れやすくてムシ歯になりやすいのです。

2 生えはじめはみがきにくい
6歳臼歯の生えはじめは手前の乳歯が高く、6歳臼歯が低いので段差ができ歯ブラシが届きにくくなります。
そのため上手にブラッシングするのが難しくなるのです。

3 噛み合わせの面が複雑でみがきにくい
6歳臼歯は噛み合わせの面が複雑で溝も深くなっています。そのため汚れやすく磨きにくいので、ムシ歯になる事が多いのです。

6歳臼歯が生える頃になったら、お母さんはお子さんの口の中を注意深く観察しましょう。


6歳臼歯をムシ歯から護るために

◆家庭でのケア◆

歯みがきを工夫して、家族も手助けをしましょう
小さめの歯ブラシを、頬の方から斜めに入れて6歳臼歯の噛み合わせの面をみがきます。
歯ブラシは毛先を歯面にあてて、小刻みに動かしましょう。最初は家族の方の手助けが必要です。

食事を規則正しくよく噛んで食べましょう
生えたばかりの6歳臼歯はまだ硬さが不十分です。
唾液には口の中を自浄させたり、歯を硬く丈夫にする働きがあります。よく噛むと唾液が出てきますので、バランスの取れた食事をよく噛んで食べましょう。


◆歯医者さんでのケア◆

フッ素を使ったケア
フッ素を歯面に塗ります。
フッ素にはムシ歯予防効果があります。

シーラントで
フッ素入りのセメントや合成樹脂で噛み合わせ部分の溝をふさぎ、溝の中が汚れるのを防ぎます。

定期的な歯科検診を
6歳臼歯はムシ歯になりやすいので、定期検診で早めのチェックを行いましょう。
一般的には3ヶ月に1回の定期検診を。6歳臼歯が生えてきたら、そろうまでは1ヶ月に1回を目安に定期検診を受ける事をお薦めします。


永久歯の予防意識を6歳臼歯から

歯の健康に対する関心を
この頃からお子さんに生えてくる歯はすべて永久歯です。
永久歯は生え変わる事はなく、失ってしまうと痛くて辛い治療生活だけではなく不便で不快な思いをしなくてはなりません。
そのため、生えたばかりの永久歯を一生大切に護っていかなくてはいけません。
6歳臼歯を護る事から、歯の健康と予防意識を育ててください。

ご家族の働きかけが大切
お子さんの歯を健康に育てていくためには、お父さんやお母さんからの働きかけが大切です。
また、歯医者さんで定期検診を受ける事によって歯科医師や歯科衛生士から専門的に歯の大切さを聞くいい機会にもなります。

永久歯の歯みがきは、よりていねいに
永久歯は大人の歯ですから、乳歯より大きく形も複雑で、ブラッシングが難しくなります。
汚れのかたまりやすい噛み合わせの面、歯と歯ぐきの境い目、歯と歯の間を歯ブラシの毛先を使って、今までよりていねいにみがきましょう。

大人の歯が生えてきたことで、お子さんが成長を自覚し自立の糧になるきっかけとしましょう。
ムシ歯予防に限らず、生活習慣全体に目を向けましょう。

家庭で出来るフッ素塗布

栃木県宇都宮市・雀宮駅近く歯医者【那須歯科医院】家庭で出来るフッ素塗布


 Home Gel

ホームジェルを毎日使う事で、ムシ歯になりにくい強い歯をつくります。
同時にムシ歯の原因菌を抑えて、新しいムシ歯の発生も防ぎます。


毎日続ける事でムシ歯が予防できます
フッ化第一スズ入りの歯みがきジェルを毎日使うと、ムシ歯の発生と進行を98%抑えることが世界的に認められています。
<M.W.Stratemann,Ahannon;Am.J.Orthod.September 1974より>



 Home Gel 効果的な使い方

1まずは歯みがき!
ホームジェルを使う前に、いつものように歯みがきをしましょう。

2ホームジェルで仕上げます。
歯ブラシにホームジェルを約1mgのせ、すべての歯にいきわたるように軽く磨いてください。

3使った後は
うがいはせずに、軽く吐き出す程度。
30分間はうがいや飲食を控えてください。